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機関の空売り分析のメリット・デメリット
機関の資金力は想像もつかないぐらいの大金である。それ故、時価総額の小さな銘柄などではその影響はとても無視できるものではない。
これは個人の推測だが暴騰、暴落をアレンジする事はある程度できそうな気もする(例えば、初動となるある方向への勢いをつけるなど)
また、相場を生業としている機関なので、その銘柄などに対する情報量はとても個人では敵わないものとも考える。少なくとも、一個人の予想よりも遥かに信憑性は高い方となるだろう。
これらのことを考えれば、空売り機関に便乗しないまでも、機関の動向に注視、把握しておくことは少なくともマイナスにはならないと考えている。
ここでは、機関の空売り分析のメリット・デメリットについて個人的にまとめた。
メリット | ・売るべきタイミングと買うべきでないタイミングがある程度予想できる ・銘柄の価格に勢いをつけられる程の莫大な資金を味方につけられる可能性がある ・機関の情報の量&確度は個人では到底及ばないものだと予想できるので、個人の得た不確かな情報をもとにした予想よりも信頼できるかもしれない ・値動きと機関の動向が一目で俯瞰して見れる(案外、チャート上に機関の売り履歴・同行を一緒にプロットしたような情報が少ない) |
デメリット | ・分析に基づいて売り建てた際に、機関が踏み上げを喰らって損切するとさらに踏み上げ、暴騰を喰らう可能性がある ・機関が売り建てている銘柄を個人が全て売り建て可能なわけではない |
以上の面から、メリットの方が大きいと思い、本サイトでは空売り分析をしています。
ただし、本サイトでの分析結果および予想には誤差も含まれているので、あくまで参考程度に結果の取り扱いは自己責任にてお願いいたします。
空売り機関に対する優位性
機関に対して、個人が優位性のある点としては下記があげられるかなと考える。
- 売買の小回りが利く
- ノルマがない
1.売買の小回りが利く
莫大な資金を持つ機関に対して、個人の方が優位に立てる点としてはやはり小回りが利くという所があると思う。
機関はその資金の大きさ故に、建てたい数を建てれない可能性は大きい。また、売買しているトレーダーも結局はサラリーマンなので、売買について全て一個人の裁量のみではできない所もあると予想する。
それに対して、個人の資金および建玉数なんてものは知れたものだ。それ故、機関よりも制約なくいつでも買ったり売ったりできる。
この小回りを活かさない手はないと思うし、これを考えるとやはり個人は比較的に短い時間軸でトレードした方が良いのかもと考える。
2.ノルマがない
機関はたぶん月または年で必ずノルマがあると推測される。例えば、月にプラスいくらとか。当然、投資銀行なので、決算期に悪い数字を出すわけにはいけないから、ノルマは少なからずあるはず…
それ故に、そのノルマに対して定期的なタイミングで決済をして、収支をプラスにしなければいけないのではないかと推測している。
それに対して、個人はすべて自分の裁量でどのタイミングでも決済可能なので、即決済もできるし、長期に引き延ばす事も可能である。
それを考えると、個人はやはり超短期なトレードか、超長期のトレードに市場での優位性があるのではないかと考える。